厚労省元局長の指示否定=証明書「自分一人で」−公判で元係長証言・大阪地裁(時事通信)
障害者割引郵便悪用事件で、虚偽有印公文書作成罪などに問われた厚生労働省元局長村木厚子被告(54)=休職中=の第8回公判が24日、大阪地裁であった。同罪の共犯に問われた同省元係長上村勉被告(40)が証人として出廷、実体のない障害者団体を割引対象と認める証明書発行について、村木被告の指示を否定し、「自分で勝手に決めて自分一人で実行した」と述べた。
証明書が発行された2004年当時、上村被告は、同省障害保健福祉部企画課長だった村木被告の部下。村木被告の関与については、上司だった同部の元部長(58)が証人尋問で、自らの村木被告への指示を否定している。
上村被告は検察側の質問に対し、村木被告を含む上司には「まったく報告していない」と証言。自称障害者団体「凛(りん)の会」発起人とは「証明書を渡す時に会った」と述べた。
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